アルティメット

アルティメット Ultimate

アルティメットとは、7人ずつの2チームに分かれて得点を取り合うフライングディスク競技のこと。アメリカンフットボールに似たスポーツであり、ボールの代わりにプラスチック製の円盤を飛ばし、相手のゴールまでパスをつなぐ。フライングディスク競技におけるスピード、持久力、技術の全てを必要とすることから、英語で「究極」を意味する「アルティメット(Ultimate)」という名前がつけられた。

両端に「エンドゾーン」と呼ばれるゴールエリアを用意した縦長のフィールドで、直径27cm、重さ175gのプラスチック製の円盤「フライングディスク」を使って競技を行う。対戦する2チームはオフェンス側とディフェンス側に分かれ、オフェンスチームはフライングディスクを味方同士でパスしながら、エンドゾーンまで運んでいく。一方、ディフェンスチームはパスを妨害したり、パスカットでフライングディスクを奪うことによってゴールを阻止する。オフェンスチームがエンドゾーンまでパスをつなぐと1点獲得となり、得点が入るごとに相手側チームと攻守交替となる。また、オフェンスチームがフライングディスクを地面に落としたり、パスを途絶えさせた場合は、即座に相手側チームに攻撃権が移る。17点先取したチームの勝利となるが、大会によっては13点先取制や時間制を採用する場合もある。「スピリットオブザゲーム」という基本理念が特徴であり、審判を用意せず、選手同士でジャッジしながら試合を進めていく。

1960年頃、アメリカのニュージャージー州でコロンビアハイスクールの生徒が始めた競技が起源とされる。毎年国際大会が開かれているほか、2001年からはワールドゲームズの公式種目としても採用されている。

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<1722>  2015.5.31更新