アルパインスタイル

アルパインスタイル

アルパインスタイルとは、食料や装備の運搬、テントの設置などをすべて自分自身で行いながら登る登山方法のこと。4,000m級のヨーロッパアルプスなどの登山に用いられる方法であるが、ヒマラヤなどの8,000m級の高峰を同様の方法で登る場合もある。登山家が目指すべきもっとも純粋な登山方法とも言われる。

極地法とは異なり少人数で登山を行い、ベースキャンプには戻らずに一気に登頂を目指す。大規模な組織を編成する極地法では、ベースキャンプのほかにキャンプ地を複数設置し、キャンプ間を行き来して物資を運びながら前進して、多くの隊員から協力を得た極少数の隊員のみが登頂を目指す。国際山岳連盟の提唱するアルパインスタイルの定義では、「クライマーは6人以内。酸素ボンベ、固定ロープを使用しない。サポートチームからの支援を受けない」となっている。

1975年にイタリア人登山家のラインホルト・メスナーとオーストリア人登山家ペーター・ハーベラーが8,000m級のガッシャーブルムI峰をアルパインスタイルで登頂したことで注目が集まった。装備や技術が進歩し、未踏高峰がほとんど無い現在では、アルパインスタイルでの踏破を目指す登山家も多い。

アルパインスタイルの利点は、登山期間が短くなり、天候の悪化や雪崩に巻き込まれるリスクを低減できることである。また、遠征にかかる費用を抑えることも可能。一方で、期間が短いため高度順化が困難なほか、人数が少ないため所持できる装備が限界まで絞られるといったデメリットもある。

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<1589>  2013.10.25更新