サラリーキャップ

サラリーキャップとは、プロスポーツチームが所属する全選手に与えられる年俸総額の上限を定めたもの。全選手の年俸総額が、リーグの収入の一定割合以下になるように設定されたものである。選手の年俸の高騰を防ぎ、各チームが平等な条件のもとに試合が行えるという戦力の均衡を図ることを目的としている。またサラリーキャップには、上限だけでなく、下限も定められており、異常な低年俸を防ぐ役割も果たしている。

サラリーキャップには、大きく分類すると、厳格に規定を定めたハードキャップと、比較的厳格でないソフトキャップの2種類がある。ハードキャップを採用している競技団体の代表例には、NFL(National Football League)が挙げられる。NFLでは1994年からサラリーキャップを導入しており、毎年リーグによる総収入をNFLに出場したチーム数で割った金額を年俸総額の上限として定めている。逆にNBA(National Basketball Association)は、特別な場合においては上限を上回ることを認めるソフトキャップを採用している。

日本では、2005年に発足したbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)において、初めてサラリーキャップが取り入れられた。初年度の上限は6000万円であったが、リーグの総収入増加により現在は引き上げられている。しかし、現状は経営難に陥っているチームが多く、全選手の年俸総額が上限に達することはほとんどないに等しい。そのためbjリーグにおいてのサラリーキャップは、ほとんど意味を持たないとされている。また、2008年からはJBL(日本バスケットボールリーグ)でもサラリーキャップが導入されたが、各選手の年俸に大きな差があることなどから、サラリーキャップは有効的なものだとは捉えられていない。

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<1473>  2012.7.25更新