ドーピング

ドーピングとは、スポーツ選手が好成績を出すために、競技前に運動能力向上を狙い、刺激剤や興奮剤などの薬物を服用すること。「ドーピング(doping)」の語源は、アフリカ東南部の原住民が儀式や祝祭の際に飲んでいた強い酒「dop」に由来するという説が有力である。

ドーピングという言葉自体は誕生していなかったが、古代ローマやギリシャにおいても、ドーピングにあたる行為が見られた。しかし、当時の使用目的は、運動能力の向上を図ることよりも、精神の安定や恐怖、脅威に打ち克つ効果を期待していたと考えられている。

現在、ドーピングはオリンピックを含めた全てのスポーツ大会において不正行為として禁止されている。競技における公平性を欠くほか、ドーピングが選手の身体に及ぼす悪影響が懸念されることが禁止の理由である。ドーピング行為が発見された場合には、選手本人のほか、黙認した関係者全てに罰金や無期限の出場停止処分が課される。大会で上位の結果を残した選手などには、競技後、血や尿を採取するドーピング検査が義務付けられている。

ドーピング検査は当初IOC(国際オリンピック委員会)により行われていたが、1999年に「世界アンチ・ドーピング機関(WADA)」が設立されたことから、ドーピングに関する事項は全てWADAに委任されることとなった。

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<1451>  2012.5.29更新