ビンディングシューズ

ビンディングシューズとは、 自転車に乗る際に、ペダリング効果を上げるために履く自転車用シューズのひとつ。ビンディングシューズを履いて足をペダルに固定することで、引き足を使えるようになったり、踏み込みの位置が固定されて踏み込みやすくなったりと、ペダリング効率を高めることができる。特に、長時間の走行や上り坂の時の負担の軽減には効果がある。1970年代に初めて開発されて以来、従来のトゥーストラップトゥークリップに代わる用具として人気を集め、現在では最もポピュラーな用具となっている。

具体的には、シューズの底にクリートと呼ばれる金具が付いていて、それを専用のビンディングペダルにはめ込むことで足を固定する。なお、クリートをはめ込むことをステップインという。自転車を降りる時は、かかとを外側にひねることで足を外すことができる(ステップアウト)。また、靴の留め具にはマジックテープのほか、スキーブーツのようなのラチェット式、1本のワイヤーで締め付けるダイヤル式などがあり、靴の着脱も簡単になっている。

ビンディングシューズには大きくわけてロード用とオフロード用の2種類がある。ロード用は、クリートが大きめでペダルとの接触面積も大きいため固定力が強く、より効果的なペダリングが可能である。ただし、ソールがカーボンやプラスチックで比較的硬く、さらにクリートがソールから突き出しているため、自転車から降りた時歩きにくいという難点がある。一方で、オフロード用は、本来地上で歩くことを前提に設計されているため、ソールは平たく、柔らかい素材で作られていて歩きやすい。ただし、クリートは小さめでペダルとの接触面積も小さいため、ロード用に比べると固定力には劣る。クリートの形や数は、ロード用とオフロード用で異なるが、近年では両方に対応したビンディングシューズも販売されている。

なお、ビンディングシューズには、メーカーごとの専用のビンディングペダルとの間でしか互換性がなく、コストがかかるという難点がある。また、着脱には力が必要であり、スムーズな着脱ができるようになるまでには時間がかかることがある。

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<471>  2009.3.23更新