ヘルメット

ヘルメットとは、 自転車に乗る際に、事故時に頭部を衝撃から守るために装着する用具のこと。通常、自転車用のヘルメットは、シェルと呼ばれる硬いポリカーボネイト素材の外壁とインナーパッドとよばれる発泡スチロール素材の内壁からなる。ヘルメットを着用する際は、インナーパッド部分を頭に被せ、後頭部に付いたアジャスターで大きさを調節する。次にあご紐を締めて、ヘルメットを頭部に固定する。

事故などの際には、インナーパッドが衝撃を吸収し、シェルが衝撃を跳ね返す働きをする。また、自転車走行時には頭部から大量に発汗するため、蒸れを防ぐためにヘルメットにはたくさんの通気孔が空けられている。この通気孔は風の流れに沿って配置されているため、ヘルメット内に空気が流れ込みやすくなっている。さらに、前面にサンバイザーを付け、日差し避けることもできる。

ヘルメットは、用途と目的によって様々な形がある。児童、幼児用のヘルメットには視界の広い半キャップ型がよく見られる。スポーツ用ヘルメットでは、ロードレース用、オフロード用、BMX用、ダウンヒル用と大きく4種類に分かれる。ロードレース用は、自転車用ヘルメットの基本形で、きわめて軽量かつ空気抵抗が小さくなるように作られている。オフロード用は耐衝撃性に優れ、軽さの点では劣る。また、虫よけに通気孔にネットが張ってあるものも多い。BMX用では、シェルにより硬い硬質プラスチックを用いていて、通気孔の数も少なく、重量はさらに増す。なお、BMX用は半キャップ型が一般的である。さらに、ダウンヒル用では、耐衝撃性を中心に設計されているため、通気孔がさらに少なくなったフルフェイス型となっている。

ヘルメットには、頭部への衝撃の吸収だけでなく、直射日光の遮断、枝や石などの障害物の遮断、汗の吸収など様々な働きがある。そのため、日本においては自転車走行時のヘルメット着用は法律上義務化はされていないものの、一般的にはヘルメットを着用するのが良いとされている。なお、2008年6月1日以降、13歳未満の児童、幼児のヘルメット着用は努力義務となっている。また、13歳未満の児童、幼児の自転車着用時のヘルメット着用を義務化している地方自治体もある。

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<472>  2009.3.23更新