いちもんせいど

一門制度

一門制度とは、大相撲界における、人脈的派閥のこと。2010年現在、無所属の高田川部屋以外の52部屋は5つの一門のいずれかに所属している。かつての大相撲本場所は、一門系統別総当り制であり、優勝決定戦を除いて同一一門内の対戦が禁止されていた。また、本場所のない時期の地方巡業も一門規模で行っており、それぞれの部屋が支え合い、助け合う意味で一門が築かれていた。1965年から、本場所は部屋別総当り制に改正され、また地方巡業も一門を単位とせず日本相撲協会全体で廻るようになり、系統としての一門は希薄になってきている。

しかし、日本相撲協会の理事選出においては、2010年現在もまだ一門の伝統が受け継がれている。日本相撲協会の理事会は、定員が13名であり、そのうち、親方の理事は10人以内と定められている。理事は、一門の代表者としての意味合いが強く、一門内部の私的利害調整で決定している。また、一門ごとに理事への出馬枠を割り振り、その枠に誰を立候補させるかを一門内部で談合により決定する。出馬枠は、一門の投票権者数に応じて割り振られており、出羽海一門と二所ノ関一門が各3名、立浪一門が2名、時津風一門と高砂一門が各1名となっている。

2010年に、貴乃花親方が二所ノ関一門の理事枠に4人目として名乗り上げ、会合でも折り合いが付かず、一門の意向と反して出馬の意思を見せたことから、貴乃花親方が二所ノ関一門を破門されるということが起こった。

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<753>  2010.1.22更新