スポーツ辞典 s-Words

フェンシング

中世ヨーロッパで戦争の手段として用いられていた伝統的な剣術を近代になって競技化、スポーツ化したもの。近代フェンシングにおいては専用のマスクとジャケットを装着して行う。日本の剣道やなぎなたが「打つ」のが主体となっているのに対し、フェンシングでは「突く」のが主体となっているのが特徴である。また、フェンシングでは先に仕掛けたものが攻撃の優先権をもつという「攻撃権」の存在も毒威徳の特徴となっている。使用する剣の種類によってフルーレエペサーブルの3つの種目に分類される。フルーレエペは突きのみで攻撃をするものに対し、サーブルは「切り」を主体としたもの(突きも許されている)となっている。攻撃範囲はフルーレサーブル上半身のみ、サーブルが全身となっている。

日本の剣術が「武士道」精神に基づく高い精神性を求めるものであるのと同様に、フェンシングでは「騎士道」精神に基づく高い精神性が求められるものとなっている。

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