アイビーエフ

IBF 【 国際ボクシング連盟 】

IBFとは、プロボクシングの世界王者認定団体のひとつ。アメリカのニュージャージー州ニューアークに本部を置いている。全米ボクシング協会(USBA)を母体として、1983年に世界ボクシング協会(WBA)から独立する形でIBFが設立された。IBFのルールでは、1Rでのダウン回数に制限のないフリーノックダウン制を採用していることと、「オープンスコアリングシステム」は採用せず、試合途中における採点の公表は行わないことが特徴となっている。チャンピオンベルトの色は赤。

日本ボクシングコミッション(JBC)は、世界王座の乱立による権威低下への懸念から、IBFと世界ボクシング機構(WBO)という歴史の浅い2団体の公認には慎重な姿勢をとり、IBFに参加した選手のJBCライセンスを剥奪するといった厳格な対処をしてきた。しかし、2009年頃から国内世界王者とIBF王者による王座統一戦に限り対戦を容認するなど、徐々に規制が緩和されていき、ついに2013年にはIBFとWBOの両団体を公認し、正式に加盟することになった。

日本人では、1984年にバンタム級で新垣諭、2013年にミニマム級で高山勝成、同年にスーパーフライ級で亀田大毅が世界王者になっている。

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      <1595>  2013.11.25更新