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ついにオンラインカジノ業界でもビットコイン決済が採用され始めました。ビットコインは仮想通貨と呼ばれるデジタル資産の一種です。実際にビットコインを利用できるオンラインカジノはまだ多くはありませんが、ビットコインの様々な特徴を考慮すると、今後ビットコインが利用可能になるカジノは増えてくることでしょう。
そこで今回は、ビットコイン決済のメリットやデメリットを解説していきましょう。
まずはビットコインをオンラインカジノで使うメリットについて見ていきましょう。
最初に、どの決済手段においてもお金のやり取りを管理する会社や組織が存在します。
クレジットカードはカード発行会社、銀行振込であれば銀行といった具合です。
ただし、ビットコインはプログラムによってお金のやり取りが管理されているため、特定の組織や人といった管理者が存在しません。
本来はサービスの管理者に支払われる手数料が基本的には必要ないため、手数料が格安、もしくは無料で送金することが可能です。
二つ目は、オンラインカジノに入金するにしても出金するにしても、手続きをしてから着金するまでに時間がかかり、すぐに反映されるのはクレジットカードで入金する時くらいでしょう。しかしビットコインの場合は ビットコインカジノ、365日昼夜を問わずプログラムが動いているため、素早くお金を着金させることができます。
三つ目は、海外のサイト(特に金融・ギャンブル系)で利用する決済手段は国によっても規制が変わりやすく、最初は利用できたサービスが使えなくなるということはよくあります。
こういった制限がかかる背景には、マネーロンダリングなどの不正防止のため、サービスを提供する会社が、特定の国でのサービス提供を禁止されるといった理由があります。
しかし仮想通貨は管理主体がないため、こうした規制がかかりにくく、日本でも制限なく利用することができます。
仮想通貨はとても優秀な決済手段ではあるものの、やはりデメリットもあります。
ビットコインをオンラインカジノの決済手段として使う場合は、以下の点に十分に注意しましょう。
一つ目のデメリットとしては、ドルや円にも価格変動はあるように、仮想通貨の価格変動の振れ幅は特に大きいものです。オンラインカジノの入出金に利用する場合は、価格が変動しないうちに、円に戻しておくことで価格変動リスクをある程度回避できます。
そして、仮想通貨、特にビットコイン自体のセキュリティは非常に高く、破ることは不可能であるとさえ言われています。
しかし仮想通貨の取引所や管理するためのウォレットに対するハッキング事件は、これまでにたびたび起こっています。
2018年1月26日、日本の大手仮想通貨取引所「coincheck(コインチェック)」にて、仮想通貨「NEM(ネム)」約580億円相当が盗まれるという大きな事件が起きました。
これは仮想通貨NEMに欠陥があったわけではなく、取引所側の管理体制が原因で引き起こされた事件なのです。こういった事件は今までにいくつか起こっており、仮想通貨を利用するときには、取引所やウォレットの安全性には十分に気を付ける必要があります。
そして最後に、徐々に増えてきてはいるものの、現段階ではビットコインをはじめとした仮想通貨を利用できるオンラインカジノの数は限られています。そのため「たくさんのオンラインカジノに登録して一括で管理したい」という人には、現時点ではまだ不向きかもしれません。仮想通貨で直接入出金が行えるオンラインカジノはまだわずかですが、仮想通貨で入金が行える電子決済は着実に増え始めています。
オンラインカジノでなくても仮想通貨を使える場面はたくさんあるので、興味がある方は仮想通貨を購入してみましょう。