ゆか
ゆかとは、体操競技の一種目。1名の選手が、12m四方のゆかの上で、宙返り、跳躍などのアクロバットな技や身体を柔軟に用いる技を組み合わせた演技を行い、その完成度や美しさを競う。演技は男子70秒、女子90秒の競技時間内に行う。宙返りの連続などアクロバット色が強い点が特徴的。
男子種目、女子種目があるが、両者の競技特徴はかなり異なる。男子種目がひねりを入れた力強いアクロバット技が演技のほとんどなのに対して、音楽の伴奏に合わせながらアクロバット技の間にしなやかな柔軟演技を行う女子種目はむしろ新体操に近く芸術的要素が重視される。
有名な技にはムーンサルトやロンダート、リューキンなどがある。
日本人選手では、1954年、1958年の世界体操選手権の男子種目別ゆかで優勝した竹本正男元選手が有名。近年では、内村航平選手が2008年のFIGワールドカップの男子種目別ゆかで優勝し北京五輪にも5位入賞を果たした。
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<312> 2008.8.26更新