ピレリタイヤ

ピレリタイヤとは、ピレリタイヤとは、イタリアのミラノに本社を置くタイヤメーカーのこと。また、そのメーカーが製造するタイヤのこと。1872年に創業され、当初は自転車用のタイヤを製造していた。その後、自動車用、オートバイ用のタイヤの製造を手がけるようになった。自動車レース向けにも積極的にタイヤを供給していて、1907年の北京-パリレースでは、ピレリタイヤを装着したマシンが優勝した。

1950年に始まったF1世界選手権では、ピレリタイヤは当初からタイヤサプライヤー(供給者)の一つとして参加した。その後も、断続的にF1へのタイヤの供給を行っていたが、1991年をもってF1から撤退した。F1世界選手権では、2007年からブリヂストンが単独のタイヤサプライヤーとなっていたが、2010年でブリヂストンが撤退し、2011年からはピレリタイヤが単独のタイヤサプライヤーとして返り咲くことになった。

ピレリタイヤのF1用のタイヤは、耐久性が低いとされる。コースを何十周も回るF1レースでは、1レースの中でタイヤ交換を数回行うため、タイヤ交換も見せ場の一つとなる。そこで、レースのショー的要素を強めるために、わざと耐久性の低いタイヤを用いている。

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      <1194>  2011.3.8更新