ふくしん

副審 【 アシスタントレフェリー 】

副審とはサッカーの試合における審判員のひとつ。通常の試合では、2人の副審が任命され、第1副審、第2副審と呼ばれる。副審の主な任務は、ボールがフィールドの外に出た時にどちらのチームのボールとして再開するかや、オフサイドの反則があったことを、旗を上げるなどの合図で主審に伝えることである。だが、副審が行うのはあくまで助言であり、最終的に判断を下すのは主審である。また、主審の見えない場所で反則などが起きた場合にも、副審は合図を出して主審に伝える。

2人の副審にはそれぞれ受け持ちのサイドがあり、ピッチラインの外側に立ち、ピッチラインの半分を移動する。オフサイドの見極めが主な任務のひとつであるため、副審は位置する陣内でのディフェンスの最終ラインとともに移動する。また、フリーキックなどで9.15mの距離を保つ時などに、必要であればフィールドの中に入ることがある。ゴールが決まった場合、副審は主審とアイコンタクトした後で、旗を下げたままハーフウェイラインの方向へダッシュで戻る。だが、ゴール直前に攻撃側の反則などを確認したことによりゴールを認めたくない場合は、直立の姿勢のまま動かずに主審が理由を聞きに来るのを待つことになっている。

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      <336>  2008.11.21更新