日本のサッカーにおける審判員の認定資格の最上位であり、JFAにより認定が行われる審判員の資格のこと。JFAの主催する大会で主審を務めることができる。また、Jリーグで主審や副審を務める審判員は、1級審判員の中から実績によって毎年選出される。Jリーグにおいて審判員を務めた者の中で最も評価の高かった10名程度が、翌年の国際審判員としてFIFAに推薦される。
1級審判員になるためには、全国9地域の各サッカー協会が認定する2級審判員の資格が必要となる。各サッカー協会から推薦された2級審判員が、体力や競技規則の知識、審判実技などのJFAが課す試験を1年がかりで受け、合格した場合に昇格することができる。1級審判員の定年は50歳であり、国際審判員の定年は45歳である。
2002年よりJFAはスペシャルレフェリー(SR)制度を導入し、Jリーグで審判員を務める1級審判員の中からSRを認定している。SRに認定されると、基本給と1試合当たりの手当を得ることができ、審判活動を主な収入源とするプロの審判員となる。これは、十分な実績があり技術の高い審判員に対し審判活動に専念できる環境を与えることで、審判員のレベルアップを図ったものである。
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