古来より武士が修得すべき18種類の武器や武術の一つだった薙刀が明治末から大正時代にかけて女子の武道として発展、現在は剣道と同様に趣味や精神修養の手段としてスポーツ化している。道着、袴の上に面、胴、籠手、垂れ、すね当てなどの防具を着用し、長さおよそ220cmほどの木でできた薙刀(先端打突部は剣道の竹刀と同じ竹製)で面(頭頂部)、突き(のど)、小手(右手)、胴(腹部)、両すねの所定部位を打突により攻撃する。剣道とは異なり薙刀の持ち替えにより半身を入れ替えることで左右両方の半身をとるのが特徴である。また剣道のように先端打突部のみならず柄による攻撃も認められており、剣道よりも多彩な攻撃技を持つのも特徴となっている。
女子の武道として発展してきたものであるが男子も行うことができる。
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