アラブとサラブレッドの混血種で、アラブ血量が25%以上である馬のこと。アラブとサラブレッド、アングロアラブ同士といった交配により生産される。サラブレッドの体型とスピードに加えて、アラブの頑丈さと持久力、温厚さを持ちあわせた血種となっている。
アングロアラブは、イギリスやフランスなどで盛んに生産が行われており、日本でも競走馬として導入された。アラブ系の馬のみのレースも多く行われ、地方競馬での登録数は1986年に1万頭近くまで達したが、その後、スピードの速いサラブレッドのレースが主流になり、アラブ系のレースは減っていった。
1995年には、日本中央競馬会でアラブ系のみのレースが廃止され、2009年には地方競馬でもアラブ系のみのレースが姿を消した。アングロアラブは、現在もサラブレッドと同じレースに出走することが可能だが、需要はほとんどなくなっており、生産も減少している。
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