通常のフルマラソン(42.195km)を超える距離を走るマラソンのこと。別名「超長距離走」。ほかのマラソンと同様に一定の距離を走る距離走と、一定の時間を走り続ける時間走の2種類がある。時間走では、規定の時間内により長い距離を走った選手が勝者となる。
日本国内では、各地で100kmの距離走を中心とした年間30回程度のウルトラマラソンの大会が開催されている。ウルトラマラソンの開催にあたっては、必要とされる時間が長いため、選手が開催地に宿泊することも多く、地域の経済効果も期待できる。国内の主要な大会としては、サロマ湖ウルトラマラソン、チャレンジ富士五湖、野辺山ウルトラマラソン、隠岐の島ウルトラマラソン、しまなみウルトラマラソン、四万十川ウルトラマラソン等が挙げられる。
世界では、国際ウルトラランナーズ協会(IAU)が主催する100キロの距離走や24時間の時間走が数多く行われている。距離が長いものでは、アメリカ大陸を横断する4600キロの大会が開催されているほか、世界最長とされる3100マイル(約5000キロ)を走る大会も存在する。
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