国際オリンピック委員会(IOC)によって定められた近代オリンピックに関する条文のこと。1914年に草案の作成が開始され、1925年のプラハにおける第23次国際オリンピック委員会総会において採択された。憲章では、オリンピックの基本原則や競技に関する規定のほか、開閉式やエンブレム、聖火、選手宣誓の内容など、大会開催にあたって必要なあらゆる事項が網羅されている。
現在、最新となっているものは2011年版のオリンピック憲章であり、第1章のオリンピック・ムーブメントとその活動、第2章の国際オリンピック委員会(IOC)についての条文をはじめとして、全6章61条から成る。憲章の改正には、IOC総会の出席者における3分の2以上の賛同が必要となる。
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