金属の加工法のうちのひとつ。熱して溶けた金属を型に流し込み、冷やし固めること。ゴルフにおいてはアイアンの製造法の一種として知られ、ほかの製造法には鍛造があるが、鍛造に比べ工程が少ないため、比較的安価に仕上がることが特徴である。鋳造と鍛造とでは打感に差が表れるとも言われており、プロゴルファーや上級者には鍛造アイアンを好む人が多い。そのためか、マッスルバック型のアイアンが鋳造によって作られることは少ない。一方、キャビティアイアンでは打感の差はほとんどないとされ、また加工が難しいことから、キャビティアイアンには鋳造によるものが多い。
鋳造することを英語でcastと言うため、鍛造アイアンがフォージドアイアンと呼ばれるのに対して、鋳造アイアンはキャストアイアンと呼ばれることももまれにある。
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