陸上競技の短距離走で行われるスタート方法。スタートライン後方にしゃがんだ状態でスターティングブロックに足を掛け、スターターの「用意」の掛け声で腰を挙げ、ピストル音とともに前傾姿勢を保ちながらスタートする。水平への力がより大きく働き、立った状態からのスタート方法であるスタンディングスタートよりも有利となる。腕への負担が大きい。「しゃがむ」を意味する英語のcrouchからこう呼ばれる和製英語で、英語ではcrouch startと言う。
米国のトーマス・バーグが1896年第1回アテネ五輪の100m走で唯一クラウチングスタートを行って優勝したことから広まった。
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