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コバチ

体操競技の鉄棒種目における離れ技の一つの名前。前方大車輪で勢いをつけて空中に飛び出したあと、膝をかかえながら後方に2回宙返りを行い再び鉄棒のバーを握る、難易度の高いD難度の技。コールマンから1回ひねりをなくした技とも言える。ハンガリーの選手、ピーター・コバチ(Peter Kovacs)選手が1979年に初めて成功した技で、その名前にちなんで命名された。正式には「後方かかえ込み2回宙返り」と言う。近年では、2008年の夏季五輪北京大会の男子体操個人総合種目で内村航平選手が銀メダルを獲得した際に行った技でもある。応用編として、体を伸ばしたままコバチを行う伸身コバチ(E難度)や、夏季五輪アトランタ大会で畠田好章選手が行ったダブルコバチ(E難度)という技もある。

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