モータースポーツの競技で利用される競技場のこと。環状であるため周回でき、舗装されているコースをサーキットと呼び、ラリーなどで用いるダートコースはサーキットとは呼ばない。F1などのモータースポーツで規定の周回数を走ることで競技が実施される。
コーナーとストレートの組み合わせで成り立っており、オーバルと呼ばれる楕円形のシンプルな形のサーキット以外は、いくつものコーナーが組合わせられており、複雑な形状となっている。
競技専門に建設されたクローズドサーキット、公道を競技期間だけサーキットとして用いる市街地サーキットのほか、私道と公道が入り混じった複合型がといった種類がある。
市街地サーキットとしてF1のモナコグランプリが開催されるモンテカルロ市街地コースやF3のマカオグランプリで開催されるコースがあり、複合型としてルマン24時間耐久レースが開催されるサルトサーキット、オーストラリアのアルバートパークサーキット、カナダのジルビルヌーブサーキットがある。公道を用いたサーキットは路面のグリップがクローズドサーキットよりも効きにくいほか、エスケープゾーンが少なく、ミスをすればすぐに壁にぶつかってリタイヤになる確率が高くなる。
F1などの競技ではサーキットを3つのセクターに分け、それぞれのセクターでタイム計測が実施される。
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