ショートコーナーとは、サッカーにおけるコーナーキックの種類のひとつである。通常コーナーキックは、ピッチ上の四隅に設けられたコーナーアークにボールを置き、オフェンス側のチームの一人がキッカーとなってボールを蹴る。得点を奪う絶好のシーンのひとつでもあり、ゴール前のスペースへコーナーアークから直接蹴り込むことが多いが、対してコーナーアークに近い味方選手へ短いパスを出すことをショートコーナーと呼ぶ。
ディフェンス側が、相手のコーナーキックから失点をしないように、ゴール前での守備を固めている隙を狙って、虚を突くようにショートコーナーを行うことが多く、大抵は早いリスタートから行われる。
ショートコーナーを行うことで、ゴールマウスから180度(0度)と角度がない位置からのキックを回避し、多少角度をつけてゴール前へクロスボールを蹴り込むことができるようになる。
また、試合の終盤に時間を稼ぐ際にも使われる戦法のひとつとなっている。コーナーキックを直接ゴール前へ蹴り込むと、相手ディフェンダーに奪われてカウンターを受ける可能性もあり、ショートコーナーで確実に自チームの所有としておけることは時間稼ぎにおいて有効である。
|