日本中央競馬会が主催するG1競走の一つ。兵庫県宝塚市にある阪神競馬場で毎年12月1週目に行われ、コースはダート1,800mを使用する。1着賞金は1億3,000万円。前の週に行われるジャパンカップと同様、海外のトップホースと日本馬のダート決戦という目的で行われている。ただし、ダート競走が主流となっているアメリカの国内最大レースが約1ヶ月前に行われていることや、アメリカ競馬は左回りのコースが主流であるのに対し、阪神競馬場は右回りであることなどが影響し、海外馬の参戦はジャパンカップほど多くはない。
日本中央競馬会におけるダート競走のG1レースがフェブラリーステークスの1つしかなく、中距離路線でのダート国際競走創設を望む声が多かったことから、2000年より開催されるようになった。当初は、東京都府中市にある東京競馬場のダート2,100mで開催されていたが、関西での国際G1競走を増やす声や、2,100mという半端な距離に対する非難が集まり、現在の阪神競馬場へ開催場を移した。
2009年11月現在、これまでの9回のジャパンカップダートで海外馬の優勝は、アメリカのフリートストリートダンサーの1度だけであり、残りは全て日本馬が優勝している。海外とは、ダートの砂質が大きく異なる上に、右回りと左回りの違いも大きく影響することから、今後、世界の一流馬が参戦するかを不安視する声もある。
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