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ステーブルフォードほうしき

ステーブルフォード方式 ポイントターニー

ゴルフの競技方式の一種類で、各ホールでのスコアをポイントに換算し、全ホール終了後の合計ポイントの多さで勝敗を競う競技方式のこと。どんなコースにおいても失敗を恐れずに攻撃的なプレーを楽しめるようにという意図の下、20世紀初頭に英国で考案された競技方式であり、考案者のステーブルフォード(Stableford)博士の名にちなんでこのように呼ばれている。日本ではあまり行われていないが、現在でも英国や豪州ではメジャーな競技方式であり、プロのトーナメントツアーも盛んに行われている。

具体的には、ダブルボギー以上、ボギーパーバーディーイーグルという5つのスコアレベルに対してポイントが設定されており、それに従ってポイント換算をする。ただしポイント配分は試合によってさまざまである。最もオーソドックスな配分は、ダブルボギー以上が-3点、ボギーが1点、パーが0点、バーディーが2点、イーグルが5点というものである。プロの試合はこれで行われる。一方アマチュアの試合では、スコア間の得点差がより小さくなるようにポイント配分を変えて行われる。一般的には、ダブルボギー以上が0点、ボギーが1点、パーが2点、バーディーが3点、イーグルが4点と1点刻みなことが多い。また、ハンディを持っている場合はハンディホールになるまでは、点数が加算され有利になる。

この競技方式だと、ダブルボギー以上ならば一律同じ点数になるように設定されているため、どんな大叩きをも恐れず意欲的、攻撃的なプレーをすることができる。また、大叩きをすると点数がつかなく、その時点でそのホールのプレーが終了するため、スロープレーを防ぎ効率的な試合展開を進めることができる。さらに、各ホールごとでプレーが独立しているため、前のホールでの失敗をひきずらずにすむという精神的なメリットもある。そのため、英国や豪州ではアマチュアゴルフを中心に現在でも人気が高い。

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