スピンムーブとは、バスケットボールにおけるドリブルテクニックのひとつ。日本では、バックロールターンとも呼ばれている。ボールを持って前方へドリブルしている状態で、ボールを持った手の方向へ体を360度回転させ、相手ディフェンスをいなすようにしてかわすドリブル方法である。例えば、右手でボールをドリブルしている場合は右回転をして相手をかわす。
回転する際に、ボールを手の上に乗っけてしまうとダブルドリブルとなってしまう恐れがあるため、スピンをする前にボールを強く叩きつけて、ボールの上方向に対する勢いをつけ、それを殺さないようにしながら手のひらでボールをキープする。
スピンのスピードが要されるドリブル技術であるため、小柄な選手がスピードに乗りながら繰り出すことが多いが、208センチと巨大な体をもちながら、とてつもなく速いスピンムーブでディフェンスを振り切ることのあるアキームオラジュワンは、スピンムーブの代表的な使い手である。
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