セルフジャッジとは、スポーツの試合において、審判を置かずに、プレーヤー同士がジャッジを行う方式のこと。テニスのアマチュアの大会などで用いられることが多い。セルフジャッジでは、スポーツマンシップにのっとり、フェアプレーを心がけることが重要となる。判定が微妙な場面では、相手が有利になるようにジャッジを下すことになっている。
テニスの場合、プレーヤーは自分側のコートのジャッジを担当し、相手のショットがインかアウトかを判断する。そして、アウトかインか判断しかねる場合は、インと判断してプレーを続行する。なお、セルフジャッジの大会でも、コートレフェリーがいることが多く、トラブルが発生した場合にはレフェリーを呼ぶことができる。
サッカーなどにおいては、「セルフジャッジ」は別の意味で用いられる。ファウルやオフサイドと思われるプレーが行われた場合に、レフェリーが笛を吹く前に勝手にアウトオブプレーだと判断して、プレーを止めてしまうことをいう。セルフジャッジでプレーを止めてしまい、審判がアウトオブプレーと判断しなかった場合には、相手に有利な状況となるため、「セルフジャッジはするな」などとよくいわれる。
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