スポーツ辞典 s-Words

テコンドー

2名の選手が1対1で対戦し、任意の技を対戦相手に仕掛けることで勝敗を競う格闘技。1950年頃にチェ・ホンヒにより創始された韓国独自の武道である。

日本の空手道の要素が多分に取り入れられており、空手と同じく突きや蹴りなどの打突を中心とした武道である。空手とよく似ているが、空手が突き技を重視しているのに対し、テコンドーでは足技が重視されており(ただし下段への攻撃は禁止されている)、アプチャ・プシギ(前蹴り)、トルリョ・チャギ(廻し蹴り) 、ネリョ・チャギ(かかと落とし)など多彩で華麗な足技が特徴である。

夏季オリンピック大会では、1988年のソウルオリンピック、1992年のバルセロナオリンピックで公開競技となった後、2000年のシドニーオリンピックで正式競技として採用された。オリンピックでのルールは、WTF(World Taekwondo Federation)の定めた競技用に簡略化されたものである。競技時間は合計6分で、1ピリオド2分間で3ピリオドを戦う。それぞれの技の難易度に応じてポイントが設定されており、獲得ポイントの多寡で勝敗が決定する。男子種目・女子種目共にあり、体重に応じた4階級が設定され、各階級同士で対戦を行い順位が決まる。柔道と同様、試合開始前と終了後に選手はお互い一礼を行う。

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