2004年まで日本で毎年行われていた事実上のクラブチーム世界一を決定するサッカーの大会のこと。サッカーの2大勢力であるヨーロッパ大陸と南米大陸から、それぞれUEFAチャンピオンズリーグ優勝チームとコパリベルタドーレス優勝チームが参加していた。1981年の2月に第1回大会が開催され、大会は1試合のみで行われて、勝敗が決しない場合は延長戦、さらにはPK戦により優勝チームを決定していた。
トヨタカップの前身となったのは1960年から始まったインターコンチネンタルカップであり、ヨーロッパ王者と南米王者によるホーム&アウェイ方式での2試合が行われていた。しかし、1960年代半ばから観客を巻き込んで激しく荒れた大会が繰り広げられるようになり、1970年代にはヨーロッパ王者の出場辞退や大会の開催中止が相次いだ。その結果、第3国である日本で開催される運びとなり、トヨタ自動車がスポンサーとなったことからトヨタカップと名称を変えた。その後、2005年よりFIFAがトヨタカップに代えてFIFAクラブワールドチャンピオンシップ(現在のFIFAクラブワールドカップ)を開催することになり、トヨタカップは2004年に幕を閉じた。
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