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バニシングスプレー

バニシングスプレー vanishing spray

フリーキックを行う際に、守備側の選手が作る壁の位置を明確にするために、審判が用いるスプレーのこと。ピッチの芝に吹きかけて白線を引くことができ、時間経過とともに白線が勝手に消えるのが特徴。「vanishing spray」とは、英語で「消滅するスプレー」という意味。

フリーキックの際、守備側の選手はボールから9.15m(10ヤード)以上離れるよう規定されているため、その目安として白線を引き、白線を超えることが禁止であると明確に示せる。スプレーは、水をベースとしたムース状の液体となっており、吹きかけてから1分程度で描いた白線が勝手に消える。

南米などでよく使われているほか、FIFA主催の大会としては2013年のクラブワールドカップ、2014年のブラジルワールドカップでも導入された。ブラジルワールドカップで採用されたバニシングスプレーの商品名は「915 fair play limit」である。

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