ネットによって分けられたコート上で、二つのチームによりネット越しにボールを打ち合う球技。日本では協調性を養うスポーツとして、中学・高校と体育で扱うことが多く、一般的に定着している。アメリカの体育指導者であったウイリアム・G・モーガンと大学の学生らが、老若男女問わず楽しめるスポーツとして考案されたも
のであり、1895年に発明され、当時は「Mintonetto」と呼ばれていた。その後他国にも広まっていき、日本では1927年に日本バレーボール協会が発足し、1946年には国際連盟FIVBが結成された。当時は16人制、12人制で行ったという記録なども残っているが、人数が多いとボールに触れる機会が少ない選手やチーム編成が難しいこと
などから、現在は国際連盟FIVBが定めている6人制(リベロを含めると7人だがオンコートは6人)が世界の一般的なルールとなっており、日本では6人制に加えて9人制も盛んに行われている。1964年の東京大会ではじめてオリンピック競技になり、このときに優勝した日本チームは「東洋の魔女」と呼ばれた。
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