路面から受ける振動や衝撃を緩和したり、汗を吸収したりするために自転車のハンドルバーに巻きつけるテープのこと。特に、ドロップハンドルのスポーツ自転車に巻きつけることが多い。巻いたバーテープを掴むことで、グリップ力を高め、安定した走行をすることができる。握っている内に磨耗したり汗で汚れたりするため、消耗が激しく定期的な交換が必要とされるパーツである。比較的安価なこともあり、気軽に取り替えられるファッションパーツとしても親しまれている。
伝統的にはコットン素材が主流だったが、現在は軽量で雨に強いウレタン素材が最も一般的である。手へのクッション性を高めるゲル入りやコルク入りのものもある。さらに、ファッション性の高い本皮・合皮素材のものや、ロゴや柄などが目立ちやすいビニール素材のものもある。近年はバーテープの柄もステッチ加工や波形模様、穴があいたドット模様など、グリップ力を高めるという機能性と同時にファッション性も追求したものが多くみられる。
バーテープを巻く際は、ステム側から上向きに巻いてもバー側から下向きに巻いてもよい。巻き終わりの部分はビニールテープや付属のメーカーのエンドテープなどで固定する。また、テープではなく、バーテープをハンドルにはめこんで固定する専用パーツもある。
|