テニスの一種であり、硬式テニスの約半分のコートにおいて、パドルと呼ばれるラケットでスポンジボールを打ち合い、得点を競うスポーツ。ルールもスコア方式もほとんどが通常のテニスと同様である。ラケットがカヌーのパドルに似ていることから「パドルテニス」と呼ばれる。
1898年に、アメリカのミシガン州でパドルテニスは誕生した。テニスコートに大人と一緒に来場した子どものために、コートを2分割して遊ばせたことがパドルテニスの始まりであり、以降人気が高まるにつれて正式に競技化された。日本では、1979年に日本パドルテニス協会が設立され、普及が促進された。日本では全国的に競技者がいるものの、世界規模で見ると認知度はあまり高くない。
コートは硬式テニスの半分ほどであり、使用されるラケットはパドルと呼ばれる卓球のラケットを大きくしたような板状のもの。ボールは硬式テニスで使用するボールに近いものであるが、若干柔らかくなっている。通常のテニスやバドミントンなどのラケット競技と比較し、簡単かつ手軽に楽しめることから年齢性別を問わず親しまれている。
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