競馬において2頭の馬が1対1で競い合うレースのこと。競馬の始まりとも言われる競走方法である。馬主がお金を賭けてレースを行い、勝利した方が賞金を得るというシンプルな仕組みであった。
イギリスでは、16世紀頃から貴族が自分の持ち馬を用いて、盛んにマッチレースを行っていた。当時の主流のレースであったが、勝者が受け取る賞金の半分は自分の賭け金でありメリットが薄く、賭け金の負担を減らすために3頭以上の多頭レースが始まり、マッチレースは徐々に衰退していった。現在では、イベントや企画に協賛した馬主があった場合などに、マッチレースが開催されることがある。
日本ではマッチレースは行われていないが、多数出走している中で2頭が他の馬と大きく差をつけて競っているときにマッチレースと呼ばれる場合がある。
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