モーターやエンジンなどの動力源を駆使して稼働する乗り物を用いて、速さを競うスポーツのこと。主には陸上を走る四輪自動車や二輪自動車による競技を指す。自動車の性能とドライバーの運転能力、2つの面で競われ、モータースポーツの様々なカテゴリで製造者と運転者、2つの王座が設置されている。
カテゴリはカートや普通の乗用車で参加できるジムカーナから最高峰のF1やインディカーシリーズまで様々なものがある。四輪では大きく分けて、タイヤが車体からむき出しになっているフォーミュラ系、スポーツカーなどのプロトタイプ系、ツーリングカーやラリーカーの市販車改造系の3種類がある。フォーミュラ系にはF1、インディカーシリーズ、GP2、F3などがあり、プロトタイプ系にはルマン24時間レース、全日本スポーツカー選手権などがあり、市販車改造系にはWTCC、DTM、SUPER GT、WRC、IRCなどがある。
二輪では大きく分けてロードレース、モトクロス、トライアルなどがある。ロードレースではMotoGP、スーパーバイク選手権、マン島TTレース、鈴鹿8耐などがあり、モトクロス、トライアルにもそれぞれ世界選手権がある。
開催されるのは舗装されたクローズドサーキット、舗装された公道、舗装されていないオフロード、ダート、砂漠などそれぞれの競技に応じて様々な場所となっている。
モータースポーツの歴史は自動車誕生とともに始まった。史上初のグランプリレースは1906年に実施されている。また、世界3大レースはF1のモナコグランプリ、ルマン24時間レース、インディーカーシリーズのインディ500とされており、全て制覇したことがあるのは2009年現在で英国のグラハム・ヒルのみとなっている。製造者としてはマクラーレンが全て制覇した経験をもっている。
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