競技やコースの管理委員会が独自に定めるルールのこと。ローカルルールは、コースに地域的な特性や異常がある時に、ゴルフ本来のプレーが妨げられないようゴルフ規則に違反しない範囲で定めることができる。ただし、日本ゴルフ協会の承認を受ければゴルフ規則に反するルールも定めることが可能となっている。
ローカルルールは、杭の色など境界と限界の表示の明確化、ウォーターハザードの処置、準環境保護区域などのコースの保護が必要な区域とそこからの救済方法、湿地やぬかるみなど不良なコース状態の表示と救済方法、カート道や添え木などの障害物の指定、ウォーターハザードなどからの指定ドロップ区域の指定の6つの項目に関するものがほとんどである。
基本的にスコアカードや掲示板など、わかりやすい場所に掲載されているが、ローカルルールを順守せず、ペナルティを科せられる光景は、プロの試合でも見られる。2010年の全米プロゴルフ選手権でダスティンジョンソンがコース内の砂地は全てバンカーとするというローカルルールを見落とし、クラブを地面につけたために2打罰を受け優勝を逃したことは有名である。
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