スポーツ辞典 s-Words
ひとくちばぬし

一口馬主

一口馬主とは、各競馬協会に定められた馬主資格を取得していない成人が、擬似的に競走馬の馬主を体験できるシステムのこと。また、その擬似的な馬主となっている人のこと。商品ファンド法にもとづいて自分の資金を競走馬に投資し、その競走馬の賞金の一部を手にすることができる。

一口馬主クラブと呼ばれる法人が一口馬主を募集しており、各クラブに入会することで一口馬主の権利が得られる。実際に競走馬を所有しているのは愛馬会であり、愛馬会からクラブに現物出資された競走馬について、出資が募集される。一般的に、1頭の競走馬に対して200〜500口ほどの募集が行われ、レースの賞金は口数で分割され、一口馬主に配当として支払われる。

競走馬の維持費や保険料などの諸経費も口数で分割され、一口馬主が負担する。クラブによっては、入会金や月会費が必要なところもあり、馬への出資金だけでなく毎月の出費が必要となるが、実際に馬主になるよりも大幅に安く競走馬の所有権を得られるシステムになっている。

自分が出資した競走馬の名前を応募したり、競走馬に直接会いに行く牧場ツアーができるクラブなどもある。

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