Jリーグに加盟するクラブのひとつであり、京都府京都市に本拠地を置いている。ホームスタジアムは京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場。運営会社は株式会社京都パープルサンガである。クラブ名の「サンガ」は、「仲間」を意味するサンスクリット語であり、日本語の「山河」の響きも掛け合わせている。また、「FC」は、英語の「Football Club」を略したものであり、「Football」を通じて「Fun」「Family」とともに「Future」を目指す「Club」という意味合いで命名された。
クラブの前身となったのは、1922年に誕生した「京都紫郊クラブ」。京都師範学校(現京都教育大学)のOBチームとして結成され、教員が中心となって活動していた。1954年に「京都紫光クラブ」に改称。天皇杯に出場するなど京都府を代表するチームとなった。1972年、日本サッカーリーグ(JSL)が2部を新設したことに伴い、初年度より参加した。その後、1度の地域リーグ降格を経験しながらも復帰し、2部のままJSL閉幕を迎えた。1992年、ジャパンフットボールリーグ(JFL)がスタートし、2部に参加。最終順位2位となり、翌1993年にJFL1部へと昇格した。
1993年、「京都にJリーグクラブを」という市民の要望を受けて、プロ化を目指し「教育研究社FC 京都パープルサンガ」と改称した。1994年、京セラ株式会社を中心に運営会社が設立され、「京都パープルサンガ」に改称するとともに、Jリーグ準会員に承認された。1995年にJFLで2位に入賞し、翌年からのJリーグ昇格が認められた。1996年よりJリーグに参加しているが、1999年にJリーグが2部制に移行した後は、J2降格とJ1昇格を繰り返すなど成績は安定していない。しかし、2002年には天皇杯で優勝し、J2優勝以外では初のタイトルを獲得している。
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