スポーツ辞典 s-Words
じんこうしば

人工芝

人工の芝生。野球場やサッカー場などスポーツで使用されるグラウンドで天然芝の代わりに、よりコストの低い人工芝が導入されることがある。

人工芝のメリットは、コストが天然芝よりも抑えられること以外にも、雨天後もすぐに乾き、常時使用できること、管理費が少ないため、ランニングコストが大幅に軽減されること、ラインを埋め込むことで、石灰使用を省略できること、ほどよいクッション性を実現できることなどがある。

人工芝のデメリットは、消耗した場合に張り替える必要があること、ゴルフ槍投げ、円盤投げなど、高速で金属と触れ合う競技ができないこと、夏季は地面が高温になることなどがある。劣化の具合にもよるが、通常は約5年で張り替える。劣化したままの人工芝競技場では、競技する上で支障をきたしたり、選手のケガにつながる可能性がある。

人工芝にはパイルと呼ばれる芝の長さにより、ロングパイル人工芝とショートパイル人工芝がある。ロングパイル人工芝はクッション性が優れているが、収納がしにくい一方、ショートパイル人工芝は収納しやすいが、単体ではクッション性が劣っているためショートパイル人工芝の下にクッションとなるものを敷かれることがある。またショートパイル人工芝に砂を入れた砂入り人工芝もある。

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