毎年開催される高等学校のサッカー部の日本一を決定する大会のこと。JFAと全国高等学校体育連盟などの主催により、各都道府県の代表となった高校(東京都は2校)のサッカー部計48チームによって競われる。大会はトーナメントによる1試合のノックアウト方式で行われ、年末から年明けにかけて開催される。試合が行われるのは東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県にある競技場であり、そのため4都県の各サッカー協会、各高等学校体育連盟が大会を主管している。決勝戦は国立霞ヶ丘競技場で行われる。
1回戦から準々決勝までの試合時間は前後半各40分であり、勝敗が決しない場合はPK戦により次に進出するチームを決定する。準決勝の試合時間は前後半各45分で行われ、勝敗が決しなかった時はPK戦で決勝戦に進出するチームを決定する。決勝戦は前後半各45分で行われ、勝敗が決しなかった場合は前後半各10分の延長戦を行い、それも引き分けに終わった時にはPK戦となる。
高校のサッカー部が参加できる大会としては、ほかに全国高等学校総合体育大会(インターハイ)がある。また、高校サッカー部とクラブユースチームが共に参加する大会として、JFAプリンスリーグU-18、高円宮杯全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会がある。その中でも全国高校サッカー選手権大会は、12月から1月に開催され3年生にとっては高校生活最後の大会となること、決勝戦が国立霞ヶ丘競技場で行われること、試合がテレビで全国放送されることなどから、サッカー部に所属する選手たちにとって最も意義のある大会のひとつとされている。
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