出稽古とは、大相撲の力士が自分が所属する相撲部屋以外の部屋に出向いて稽古をすること。所属する部屋に上位番付の力士がいない場合などに、満足のいく稽古相手を求めて出稽古に行く。自分の実力を向上させたり、苦手な力士の実力を知ることなどを目的としている。
いっぽうで、横綱などの上位者が出稽古に行くこともある。横綱などが出稽古に行った場合、稽古先の部屋の多くの力士から稽古を申し込まれ、胸を貸すことになる。上位者の出稽古では、後進の育成を目的としていることもある。