スポーツ辞典 s-Words
けんどう

剣道

明治末期から大正初期にかけて日本古来の剣術を趣味や健康法として誰にでもたしなめるものとしてスポーツ化したもの。従来の剣術が「斬る」ものであったのに対し、剣道では指定部位のみへの「打突」とその性格は大きく異なっている。

道着、袴の上に面、胴、籠手、垂れなどの防具を着用し、竹刀により面(頭頂部)、突き(のど)、小手(右手)、胴(腹部)の所定部位を攻撃する。これらの所定部位に竹刀を当てると有効打となり、一本とされる。試合は三本勝負が基本であり、所定時間内に先に有効打二本を先取した方が勝ちとなる。

剣道では剣術の殺人術としての危険な側面は廃し、「大和魂」という日本人としての誇りや厳しい修行による人間形成という「活人」の精神を継承し、精神修養の手段として学校の体育教育、部活動をはじめとして老若男女を問わず広く親しまれている。

  • 分野
ご意見や追加希望はこちらへ : 
 (検索はページ右上です)
 
© 2006- GOGA