ボクシングの統括団体であるWBCが認定する王者(チャンピオン)の一種類。正規王者と異なり防衛戦を義務付けられていないのが特徴である。通常、正規王者は年に1回の防衛戦が義務付けられており、WBCが指名する選手と戦わなくてはならない。怪我などの理由で防衛戦ができない場合には、別に暫定王者が認定され、後に統一戦が行われて、王者の座を争うことになる。
名誉王者は防衛戦が義務付けられていないため、自分が希望する時期と相手を選んで試合を行うことが可能である。なお、正規王者が名誉王者に昇格した場合には、正規王者が別に認定されることとなる。
名誉王者の認定基準は明確にされていないが、過去の実績などを評価されて、マイク・タイソンやレノックス・ルイス、フロイド・メイウェザーJrらが名誉王者に認定されている。2012年3月には、スーパーバンタム級王者だった西岡利晃が日本人としては初めて名誉王者に認定された。
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