サッカーのFIFAワールドカップで本大会の出場をかけて行われる、異なる地域のチーム同士のプレーオフのこと。ワールドカップの予選では、各地域のサッカー連盟ごとに出場枠数が決まっているが、大陸間プレーオフでは異なるサッカー連盟に所属する2チームがひとつの出場枠を争って戦う。この場合、それぞれのサッカー連盟に与えられている出場枠は「0.5」で表現される。
大陸間プレーオフは、地域内でのプレーオフと同様にホーム&アウェイ方式で1試合ずつ行われ、勝利数または合計得点の多いチームが勝ちとなる。2010年のドイツ大会の予選では、アジア地区5位となったバーレーンとオセアニア地区1位のニュージーランドが大陸間プレーオフを戦い、ニュージーランドが勝利して本大会の出場を決めた。また、南米地区5位のウルグアイと北中米カリブ海地区4位のコスタリカも大陸間プレーオフを戦い、ウルグアイが勝利して本大会への出場権を獲得した。
2014年に開催されるブラジル大会の出場枠は、アフリカ 5、欧州 13、南米 5.5、北中米カリブ海 3.5、アジア 4.5、オセアニア 0.5となっている。2011年7月に行われた抽選の結果、開催国ブラジルを除いた南米地区の5位とアジア地区の5位、北中米カリブ海地区の4位とオセアニア地区の1位が大陸間プレーオフを戦うことになった。
大陸間プレーオフは、ワールドカップ以外にFIFA女子ワールドカップの予選でも実施されており、オリンピックのサッカー競技の予選で実施されることもある。
|