天皇賜杯とは、大相撲で優勝した力士に贈呈される優勝杯のことである。トロフィー型の大きな杯となっている。
本場所で優勝した力士は、千秋楽に天皇賜杯を受け取り、次の本場所で日本相撲協会へ返還する。そして、新たな優勝者へ贈呈される、というように1つの天皇賜杯を代々受け継いで使用している。
大正14年に、昭和天皇からの「お下賜金」と呼ばれる奨励金を元に天皇賜杯は作られた。材質は銀でできており、29kgの重量となっている。