岡山県美作市にある自動車とバイクの国際レーシングコース。1990年11月に「TIサーキット英田」としてオープンし、2005年1月に名称を変更。現在は株式会社岡山国際サーキットが運営を行なっている。コース幅は12mから15mで、全長は3,703m。
コースレイアウトは、2本の長いストレートと大小13のコーナーからなるテクニカルコースとなっており、7個のコーナーには往年の名ドライバーの名前がつけられている。見所はスタート直後の1コーナーのほか、ヘアピンカーブからリボルバーコーナーへの下り、レッドマンコーナーとホッブスコーナーのWヘアピンカーブである。また、コースと観客席の距離が近いのも特徴の一つである。
1994年4月にF1世界選手権「F1パシフィックグランプリ」が初開催され、ミハエル・シューマッハがF1初優勝を遂げた。予選ではアイルトン・セナが1分10秒218というコースレコードを出したが、決勝ではスタート直後にクラッシュに巻き込まれてリタイヤし、予選2位だったシューマッハが優勝した。
|