東京都府中市にある競馬場のこと。日本中央競馬会(JRA)が管理を行っている。日本ダービーや、オークス、天皇賞(秋)、ジャパンカップなどのG1レースが行われる主要競馬場。4大主場とされる東京競馬場、中山競馬場、京都競馬場、阪神競馬場のなかでは最大規模を誇り、JRAの全10競馬場と比べても新潟競馬場に次ぐ大きさである。コース構成は外側から芝、ダート、障害となっており、全て左回りとなっている。
芝コースには起伏があり、1コーナーから向正面の途中まで高低差1.9mの長い下り坂が続く。向正面から3コーナーの間には高低差1.5mという急な上り坂があり、坂を上りきった後は短い平坦部分を挟み下り勾配となる。4コーナーの手前からはなだらかな上り勾配になり、直線の残り480m地点から残り260m地点にかけては2つ目の急な上り坂がある。また、最後の直線である高低差2.1mの「だんだら坂」は、東京競馬場の名物の1つとなっている。
ダートコースは、1周距離が1899m、直線の長さが501.6mと、日本一の大きさを誇る。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられている点は芝コースと同じだが、直線の坂の高低差は2.4mと芝コースを上回る。障害コースは、東京ハイジャンプなどの舞台ともなり、スタート後、順回りでゴールを目指す。バックストレッチにある3つの連続障害が1番の見どころである。
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