横綱審議委員会とは、日本相撲協会理事長の諮問機関のこと。横綱昇進を判断する際に、日本相撲協会理事長から諮問を受け、該当力士が横綱力士になりうる力量や品格が備わっているかどうかを審議し、推薦するかを決定する委員会。横審と省略されて表記されることが多い。1950年に、横綱の推薦の際に、相撲に造詣が深い有識者を諮問したことがきっかけとなり横綱審議委員会が発足した。
横綱審議委員会は、理事長の委嘱を受けて就任することになり、最大の任期は5期10年となっている。また、定員数は7名〜15名の間。2場所連続優勝またはそれに準ずる成績、を満たしたと判断された力士がいた場合、横綱審議委員会が昇進に対して審議することが主な役務である。出席委員の3分の2以上の賛成があった場合のみ、横綱推薦を理事長に答申し、理事長は理事会にて決議し正式な昇進を決定することとなる。横綱昇進の審議に関しては中立的な立場から意見することが期待されている。
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