試合などに出場するために設定された体重を目標に、トレーニングなどをしながら自分の体重を減らしていくこと。ボクシングや競馬の騎手などが有名である。ボクシングでは体重別に階級が分かれているため、選手は設定された重量以下まで体重を絞らなければいけない。設定された重量のことをリミットと呼び、計量日にリミットをオーバーした場合は試合に出場することができない。ただし、オーバーした場合でも当日2時間の猶予が与えられ、その時間内にリミットまで体重を下げることができれば出場権を得られる。ボクシングにおいて計量は試合前日に実施され、計量日にリミット以下の体重となっていれば出場できるため、試合当日に体重がオーバーしていても問題ない。過酷な減量を求められる選手も少なくなく、食事や水分を取らず体の水分を完全に抜いて減量する選手もいる。
競馬の騎手における減量は、ボクサーのものと比べると過酷ではないが、レースごとに騎手の斤量が定められているため、最低斤量である48kgまで体重を落としておくことが、騎乗レースの幅に繋がる。騎手に体重制限といったような制度はないが、体重を落としておくことが騎乗レースの選択肢を増やすことになる。
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