男子ワールドゴルフランキング 【 世界ゴルフランキング 】
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男子ゴルフ選手のための国際的な公式ランキングのこと。世界各地での前週のトーナメント結果に基づいて毎週月曜日に更新され、その時点で最も優秀なゴルフ選手を示す。1986年にR&Aの承認で制度化された。1999年に4大メジャー大会(全米プロゴルフ選手権を除く)や世界ゴルフ選手権などの世界的な主要トーナメントへの出場資格の基準として「ワールドゴルフランキング50位以内」という規定が設けられたことにより、大きな効力をもつランキングとなった。選手の実力をおおよそ反映した信用度の高いランキングとみなされている。 世界各地の公式トーナメントにおける最近2年間の成績(ポイント)を出場試合数で割り算した数値を基準に順位を決定する。出場して与えられるポイントはトーナメントごとのグレードによって異なり、それぞれの参加選手のレベルに基づいている。各トーナメントのグレードは、ワールドゴルフランキングの上位200位以内の選手が何名出場するかで計算した「ワールドポイント」と、そのツアーの前年度賞金ランキング上位50名が何名出場するかで計算した「ホームポイント」の2つの合計で決定される。グレードは、マスターズ、全英オープン、全米オープン、全米プロゴルフの4大メジャー、ザプレーヤーズチャンピオンシップや欧州PGAツアー、豪州オープン、日本オープンの順に下がり、この順で獲得ポイントも少なくなる。 ワールドゴルフランキングシステムでは、実感と異なる順位が見られる場合がある。これは、以下の理由による。与えられるポイントには差異があるが、各トーナメントには最低獲得ポイントが定められていること。また、各トーナメントで得られるポイントは、順位ごとの減少率が比較的高く、たとえば6位の時点ですでに1位の8割減になること。そのため同レベルの選手がメジャートーナメントとマイナートーナメントに出る場合、後者の方がポイント換算には有利に働く。その結果、後者に多く出場した選手が、前者に多く出場した同レベルの選手よりも上位になりやすいという現象が起こる。 現システムになってからは丸山茂樹による19位が日本人最高位となっている。近年、タイガーウッズが長期間に渡って1位を維持している。
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